■1/8 はこむす
 「僕の前に人は居ない僕の後ろに君は居る(常月まとい)」

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告知「常月まとい 取扱説明書」引き渡しについて

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WonderFestival2014[冬]で販売しました「僕の前に人は居ない僕の後ろに君は居る(常月まとい)」の取扱説明書が完成しました。
ご入り用の方はお手数ですがキットに添付していた「お詫び状」の入手方法をご確認の上、対応よろしくお願いいたします。

 
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9作目の原型です。「さよなら絶望先生」より、『超・恋愛体質ストーキング少女』こと「常月まとい」。
 
五人目の絶望少女です。倫ちゃんを皮切りにこのシリーズ? が立ち上がって来た際、いずれ絶対に作ると決めていたのがまといちゃん。いつも先生のそばに居ます。着物に袴姿が鮮やかで、言動がそこはかとなく艶艶しい。アニメでも一期・二期OPで「まといタイム」と呼ばれる時間帯が作られるほどのキャラですよ。それが緊縛だったり先生に抱き留められて恍惚としていたりで、なんとも色香を感じます。
これだけ特長のあるキャラなのだからモチーフには困らないハズ…と思い、アニメを見直し、単行本を読み直していくつかピックアップしてみたのですが、…意外なほどに「これを!」と思えるシーンが見つかりませんで('A`)。いっそ前述の「まといタイム」で作れば良かったかもしれないですがどちらもちょっと過激かなあとか先生がセットにならないと物足りないだろうなあ…とか考えてしまい。温泉で毒気を抜く話の浴衣姿とか、女族として唯一水着で出て来たときのはどうかとか、かなり悩みました。作りたいのに悩むというのも妙な話ですが、あびるちゃんの作品説明の際にも書いた通り「元絵をモチーフに忠実に再現する」という縛りが自分の中にはあって、絵ならではのウソが潜んでいることもありますが、それを立体で消化するときの工夫も(悩ましいですが)楽しいですし、何より「あ、このシーンだ!」という気づきは作品ファンとしては楽しいじゃないですか。
…で、結局、一番華やかで表情にも趣があった単行本第三集の表4のカットを題材としました。「顔が命」のフィギュアでそれを伏せる・隠すというのはポーズとしても面白いと思って。
しかしいざ作り始めてみると着物も袴も初めてで知識も乏しくて、まずそこに難儀。かつキット構成を「身体を芯にして着物袴パーツを貼り合わせていく」分割にしたところ、着物パーツの厚みを攻めきる(薄くする)ことが難しく、ややぼったりとした感じも残ってしまいました。これはこれで味かなと、出来上がってから思わなくもないのですが。
このへん、今まではレジンに置き換えてシャープさを加えることができた部分がパテ原型そのまんまで複製まで行くしかなかったというあたり、ちょっと段取りよくなかったです(´・ω・`)。雰囲気はなんとか及第点かもしれませんが、キットとしての出来には不満がちょっと。目指したものになりきれなかった感があるかなあ…
 
<イベント限定販売時 仕様>
●スケール 1/8(高さ約17.5cm)
●素材  レジンキャスト
 
(C)久米田康治/講談社