■1/12 はこむす
 伊401(艦隊これくしょん 〜艦これ)

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【ご注意】
このキットは当日版権の許諾を頂いた形で開催されるイベントのみでの販売用自作キットです。一般販売される予定はありません。KADOKAWA様のお問い合わせ等はお控えください。
 
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艦これより「しおいちゃん」こと伊401です。
しばふ絵造型もなんとか勘所は掴めたような気がしたので、もがみんの次もしばふ艦を作ろうと思ってえらんだのがこの潜水艦娘。普段から水着なので夏イベント向けに良いかなと思ったと思ったのもありました。
着想は安直で、「水着だし艤装も少ないからラクだろう」という気安さも手伝って、冬のワンフェス直後にはポーズもあらかた作り終わっていました。しかしその後「夏過ぎにプライズでしおいちゃんが出る」と知り、かなり焦ることになります。今まで作って来たもの(モ子ちゃんやNASAちゃん、絶望少女たち)は言わば商業品とカブるようなことがなかったので…。他にないのだから買って貰えるという期待が常にあった訳ですが、カブってしまえばより安価な完成品との競争です。ただでさえガレキブームも下火ですから未組立の白いレジン塊なんか見向きもされないのでは…(´・ω・`)。
その焦りと不安から、もっと工夫が必要だとポーズを大幅に変更したのがこのしおいちゃんです。元々いくつかの案を考えていた中のひとつだったのですが、水中の表現にややハードルを感じていて手控えていたものでした。でも「これくらいやらないと見向きもされず惨敗してしまう」と、試行錯誤で取り組み始めました。
イメージとしては、これから出撃する前の見送りに対する挨拶、あるいはこれから作戦開始に向けた僚艦への挨拶。それを小学生ばりのしなやかな身体の動きを伴わせて作ってみたいと思いました。水中での髪のもやもや揺らぐ感じがどこまでやれるかなあという不安で、正直もう少し良くしないとダメなんじゃなかろうかとも思います…。
結果的には、造型に対する自分のスタンスを変える一作だったと思います。それまでは「元絵の再現性が大事」と思ってきたのですが、マンガやアニメ作品と違いゲーム絵は枚数が限られていてポーズを参考にすると見慣れた、ありふれたものになりやすくて。ただの再現だけでは足りないんだなと思い始めていました。どうしようかと思っていたときに、ひとつ、答えに行き着いた感じでした。出だしが「これじゃ売れないどうしよう」だったにもかかわらず大変意義深かったです(´・ω・`)。このしおいちゃんは前作のもがみん以上に周囲からも知らない方からも評価されたように思っています。「今まである造型の中で一番しおいっぽい」というのが嬉しかったし、「そうだ。そういうことなんだ」と腹に落ちた感じでした。大事なのはそこなんだ。それにどう辿り着くかが原型師の味で個性になるんだと。
 
<イベント限定販売時 仕様>
●スケール 1/12(高さ約14cm(ベース含む))
●素材  レジンキャスト(真鍮線・瞳デカール・特殊紙レーザー加工パーツつき)
 
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