■1/12 はこむす
北上改二(艦隊これくしょん 〜艦これ)
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【ご注意】
このキットは当日版権の許諾を頂いた形で開催されるイベントのみでの販売用自作キットです。一般販売される予定はありません。KADOKAWA様のお問い合わせ等はお控えください。
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14作目の原型は、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん 〜艦これ」より重巡洋艦の最上です。2013年春からスタートしたこのゲーム、ブラウザゲームとしては異例の長さで人気が続いているように思えます。おかげで自分のような遅作かつニッチ指向モデラーでも人気ジャンルに参加するという体験ができました。イベント前に同じジャンルのディーラーさんがさくたん居ることに心強く思えたり、まとめサイトで紹介されることもあったりで、このお祭り参加感覚は悪くないな、と思いました。
いわゆる「しばふ艦」の三作目になります。昨年の夏に伊401を作って、個人的には望外の好評を頂いたという満足感の中、次は何を作ろうかとイベント会場でぼんやり考えていた時にとある方から「北上さんお願いしますよボクの嫁艦なんです(´ω`)」という話を伺いまして。ただの挨拶代わり、他愛もない会話ではあったんですが、もちろんボクも好きなキャラでしたので一気に傾きました。(それまでは、次は大淀さんにしようかなとか思ってラフスケッチもしていたんですが…)
で、どんな北上さんにしようかとにわかに考え始めまして。北上さんはそのキャラと能力とで人気もあって、艦これの中では早い時期から立体化がなされてました。メーカーさんが完成品を出していたり可動フィギュアになっていたり個人ディーラーさんも良いものを作られていたり。そんな中で自分が北上さんを改めて作るとしたら、どんなのがよいだろう。既にあるものに追随するようでは、わざわざ作る必要はないと思いました。
結局は作りたいものに寄せて考えていくと、まあ、なんかくつろいだ感じの北上さんなら手許にあってほしいかな、となって、いろいろ考えたくつろぎ方の中で仕草がコケティッシュで美少女ラインを外れない程度にまとめようとしたらこんな感じになった訳です。艤装を枕に寝っ転がってる北上さんとかあぐらかいてる北上さんとかいろいろ考えて描いてみたんですけど。それはそれで自分的にはアリなんですがイメージとして水を相手にきゃっきゃしてる姿を捨てきれなかったです。そういう愛らしさも似合うと思ったので。
あと、可動フィギュアも出てる北上さんなので、可動フィギュアにも簡単に真似できないポーズがいいかなという考えもあって、「…猫背?」みたいな思いつきもありました。座り姿だと胸を反らせるかいっそ猫背にするか、どちらにも魅力はあるんですが、ここは敢えて普通の萌えラインを遠ざけてみたつもりです。なんか、いろいろ考えてやってました自分。どこまでうまく行ってるかは別にして。
出来上がったイメージに話を付けるとしたら「任務中に少々ダメージを受けながら帰投し、入渠ドックを他の(ダメージのきつい)艦娘に譲って手持ち無沙汰に水際で順番待ちをしている様子」という感じ。呼びかけられて「んあ?」て感じでもあります。あまりに痛々しすぎるのも飾ってて哀しいなと思ったので、かなり控え目な表現です。…ただ、いっそ艤装はもう少し派手に壊してあっても良かったですね。これはまあ、壊す表現なら半田ごてやナイフ、パテ等でいくらでも雑に作れそうだし、作り手の方に委ねたいと思いました。(自分が作った作例では、なるべくパーツの状態は崩さないように仕上げています。一応作例なので('A`;))
こうしたイメージで原型製作を進めたのですが、過去作のしおいちゃんほど思わしくなく、またねんど会などでディーラー仲間にも見せるのですが、周囲の反応もなんかイマイチで、「これ大丈夫なんだろうか('A`)」と不安になりました。いや、自分ではよかれと思ってやってるんですが、上に書いたようなことをわざわざ話さないと伝わらない感がマズい。普通に、キットに含んだパーツだけで作例としただけではこのイメージは伝わらないかなあと思い、今回はベースも含めて頭の中のイメージを形にしようと思いました。ディーラーとしてキットを提供する側がここまで(キットに付けないものまで)作り込むのはどうなんだろうと思わなくもないのですが。水表現はヘタにパーツを付けるよりも各人のイメージを大事にしてもらいたいなあという思いもあり…。
これを一例に、それぞれに仕上げてもらえたら嬉しく思います(´ω`)。
<イベント限定販売時 仕様>
●スケール 1/12(高さ約16cm(ベース含む))
●素材 レジンキャスト(真鍮線・瞳デカール・特殊紙レーザー加工パーツつき)
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